神経難病コミュニケーション機器支援①
一昨年頃より、ALS患者様の支援活動をさせて頂いています。
今回の訪問では、家人様を呼ぶ際のコールスイッチの評価調整が目的で、いつも熱心で我々を活用して下さる保健師さま、担当ケアマネージャーさまと同行しました。
御本人様のデマンド及び家人様の御意向を踏まえ、身体機能評価を交えて、スイッチの適応について意見を伝えます。
さりげない会話の中から、その方の生活を知る技術も作業療法士ならではです。
発声、声量、筋出力の日差、日内差について確認することも必須です。
ケアマネージャーの御配慮で、スイッチのデモ機リースをその場で依頼し、この日は終了です。
終了後、評価や生活スケジュールを確認する中でみえてきた今後の課題について(身体機能、離床中のリクライニング車椅子のポジショニングのあり方、離床中の頻脈、いまできる作業の開発など)、考えます。
次回の訪問では、スイッチの調整に加えて、御本人様の心情にどうコンタクトしていくか…
生活をみて、作業をみて、関係性をつくって「生きる」を支援する作業療法士の出番です。
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