神経難病コミュニケーション支援 21 ①

 今回は、PCや携帯が使えなくなっている方より相談を受け、訪問して参りました。ご本人から日々感じておられる不安を拝聴し、それに応えながら、詳しく知るためのサイトを提示したり、機器の説明等を同時に進めます。呼吸苦も生じることから、途中酸素吸入も入れ、評価とスイッチ等を用いた機器の使用について検討を行います。また、ベッド環境や福祉機器など身体機能やコミュニケーション機器以外の環境についても評価と提案を行います。ご本人より、コミュニケーションを取ることが難しくなった際に、PC以外の手段もあるなら教えてほしいとの依頼があり、次回訪問時に再度提案することになり、本日は終了です。改めて、コミュニケーション機器の支援に限らず、OTが環境を観るという視点は、日常生活を送るヒトを支援するためには不可欠であることを再認識した一日となりました。御配慮頂いた保健師様、ありがとうございました。

平成30年度 事業部セミナー ① 

「身体障害と生活をどう考えるか~代償はどう考えるか(介助・環境・身体の治療)」

神奈川県総合リハビリテーション事業団 地域リハビリテーション支援センター  一木 愛子先生

 5月27日、神奈川リハから一木先生を迎え、標記の研修会を開催致しました。一木先生は、昨年5月にOT協会主催奈良県士会共催で行われたIT活用支援説明会にて話をする機会があり、その引き出しの豊富さと実績に感銘を受け、今回の研修会開催に至った経緯があります。脊損・中枢・地域の臨床で、真摯にひと(患者様)と向き合ってきた先生ならではのマインドが響く講演となりました。セラピストが対象者に向き合う姿勢、身体・こころ・環境の重要性、「代償」の支援のあり方、実際の自助具を用いた支援、福祉用具の捉え方と支援、対象者の生活支援、そしてTransfer・更衣のアプローチ実践、臨床思考と盛り沢山の内容で、あっという間の3時間となりました。セラピストであることの重責を、改めて感じる機会を提供して頂いた一木先生に感謝致します。今回も準備に尽力して頂いた皆様、ありがとうございました。

平成30年 スキルアップセミナー ④

「高次脳機能障害の基礎知識と治療介入Ⅱ」

 先週に引き続き、高次脳機能障害患者の治療という内容で、前岡先生に事例を中心としたアプローチを紹介して頂きました。

 写真のように受講者にとって動画を用いた講義は、イメージが膨らみやすく入力されやすいようで、皆さん集中して耳を傾けておられました。

 日頃より準備して頂いている前岡先生、ありがとうございました。

神経難病コミュニケーション支援 20 ②

 今回はメーカーの異なるOTGケーブルを持参し、再度Androidスマホのマウス操作を試みました。端子の接続は適合したものの、今回も前回同様反応しない最悪の結果となってしまいました。さらにiPadのワイヤレススイッチの使用を試みたのですが、スキャン機能を提示できたものの、スイッチが反応しないという結果に終わりました。

 もう一点、視線入力も試行してみたのですが、女性特有のまつ毛の長さによるものなのか、キャリブレーションで下方が反応せず、実践には至らず紹介に留まりました。今回は、ご家族様の介護負担や在宅サービスの使い方等の相談も受け、また透明文字盤の使用について動画等で説明させて頂きました。

私物のスマホを家電量販店に持参して、適合のケーブルを探す努力が必要なようです。

 まだまだ力不足なアウトリーチとなりましたが、今後さらに精進して学習に努めたいと思います。

平成30年 スキルアップセミナー ③

「高次脳機能障害の基礎知識と治療介入Ⅰ」

 今年も天理よろづ相談所病院白川分院の前岡先生にお願いし、高次脳機能シリーズで2週連続の講義をして頂きます。初回は、基礎知識の整理を中心にまとめて頂き、次週の実践編に続く内容となっていました。スキルアップセミナーは、若手のOT対象に限定されたものではなく、ベテランのOTにとっても学びの場となる貴重な機会です。是非、ご参加ください。今日も準備にご協力頂いた皆様、ありがとうございました。

 

神経難病コミュニケーション支援 20 ①

 今回もスマホが使いづらくなっているとの相談を受け、訪問して参りました。前回同様Android携帯では、OTGケーブルとマウスを接続することで、パソコンを操作するようにカーソルを移動させてアプリの操作が可能になります。上肢機能の低下による空間保持困難な事例については、スマホ等の機器を固定してしまえば、ベッド上背臥位でも有効に使用して頂くことが可能になります。しかし、OTGケーブルの相性もあるようで、接続を受け付けない場合があり、今回も残念ながら使用できませんでした。

 幸い、もう一台iPadを所有されていたことから、アクセシビリティの紹介を行い、次回訪問にて再度固定具とスイッチの使用実践をして頂くことになりました。肘関節以遠の操作性は高く、実用性があるのに、進行性の疾患だからと全てを諦めてしまうのは大変悲しいことです。ご家族とのつながりを感じられるLINE等の再交流ができることを期待したいですね。この度もご紹介頂いた保健師様、そして訪問を受け入れて頂いたご家族様・支援者様ありがとうございました。

 

平成30年 スキルアップセミナー ①②「上肢機能障がいの介入につなげる肩関節の評価とアプローチ」

 平成30年度第1回目のスキルアップセミナーは、日曜日の午前中から時間をかけて、肩甲上腕関節の触診技術と治療について学習しました。普段臨床で何気なく行っているROMなどを再考する良い機会になったのではないでしょうか。スタッフの皆さん、ご協力ありがとうございました。

神経難病コミュニケーション支援 19 ②

 前回、スマホを使用したいデマンドを確認し、今回はOTGケーブルを持参し訪問しました。失調症状によるスイッチングエラーに対し、マウスカーソルを試行したかったのですが、スマホの機種を下調べしていると、10年前の商品であることが発覚し、しかもアクセシビリティが普及しだしたのはその後の機種であることがわかりました。その後の機種では、マウス接続するとカーソルが反応するのですが、この機種では読み込みすらせず撃沈されました・・・。スマホは買い替えしかないようです。

 もう一点、大事なことをお伝えしました。今後進行によって喀痰吸引の依頼等をどうするかというもので、今回は選択できる文字盤を提案し、関係スタッフに訴えの多い対応などを集積し、文字盤に記録していくことを提案し、終了となりました。今回も依頼を頂いた保健師様、ありがとうございました。

 

平成30年4月19日~21日 バリアフリー展2018

 今年もインテックス大阪にて、バリアフリー展が行われました。近畿作業療法士連絡協議会の連携4事業のひとつとして、「生活の中のちょっと困ったこと相談コーナー」と題したブースを毎年出しています。

 作業療法の啓発活動として、近畿一丸となって取り組んでいる事業であり、今後若い作業療法士にも参加して頂きたいと考えていますので、是非足を運んで頂けたら幸いです。

 

神経難病コミュニケーション支援 19 ①

 ALS発症から約10年を迎え、構音障害によるコミュニケーション障害が顕著になってきた男性の相談を受け、訪問してきました。長年関わっているスタッフや専門職であれば認識できるレベルではあるのですが、慣れないスタッフとのコミュニケーションでは今後困難が予測され、本人の意向を確認しながら、文字盤等の提案をすることにしました。今回は、本人の希望であるスマホを用いたLINEやメールでの交流について、OTGケーブルを用いたスマホのマウスコントロールを提案し、次回持参して評価するこになりました。次回、詳細を報告します。ちなみにこのアウトリーチには、もう1名OTが同行し、アウトリーチ活動を学習してもらう機会としています。ご興味のある方は、是非事業部まで連絡ください。

 

平成30年度 事業部活動報告開始